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AirPods Proが耳垢で臭い時の掃除方法|イヤーチップと本体のニオイの取り方

AirPods Proのイヤーチップから超音波洗浄のような波紋が広がり、汚れが取れて清潔になる様子を表したイメージ画像

AirPods Proのイヤーチップや本体についた耳垢のニオイは、正しい手順で掃除すれば、かなり軽減できます。
ただ、除菌シートでサッと拭く程度だと、効果が思ったより続かないというのが正直な実感でした。

私が実際に一番効果を感じたのは、イヤーチップを超音波洗浄機で洗い、本体とケースは綿棒で拭くという組み合わせです。

使用中のAirPods Pro本体、ケース、スペアのイヤーチップを、洗浄前の状態のまま机の上に並べて撮った写真

手順としては、この4ステップです。

  1. イヤーチップを本体から取り外す
  2. イヤーチップだけを超音波洗浄機にかける
  3. 本体とケースは綿棒で拭く
  4. 両方ともしっかり乾かしてから収納する
イヤーチップを超音波洗浄機の水の中に入れ、上から見下ろす構図で撮った写真

これでイヤーチップと本体表面についた、汗や皮脂由来のニオイはかなり軽減します。

ただ、ここで気を抜くとまた同じ状態に逆戻りします。
掃除そのものより地味に効いていた工程が、実はもう一つありました。

それと、先に断っておきたいことを一つ。

超音波洗浄機を使う方法は、Appleが公式に案内している掃除方法ではありません。

ここから先は、自分の手持ちの機器で試した体験談として読んでください。

正直に言うと、きっかけは単に「自分が気になったから」だけではありません。

知人に「ちょっとAirPods貸して」と言われたことがあって、渡す直前に「これはさすがにマズい」と我に返った瞬間がありました(笑)

うちは妻が勝手に使っていることもたまにあるので、余計に「清潔にしておかないと」という意識が強くなりました。

自分専用だと思っていると、掃除はどうしても後回しになります。

目次

AirPodsが臭くなる原因は?イヤーチップとケースの構造

AirPods Proは耳の奥までしっかり密閉するタイプのイヤホンです。
密閉度が高いぶん、汗や耳垢、皮脂が逃げ場を失って、イヤーチップの穴の内側にたまりやすくなります。

これ、自分の体感でも裏付けがあります。

AirPods Proの前は、耳を塞がないイヤーカフ型のAnker製イヤホンを使っていました。
あちらも汚れるには汚れるんですが、AirPods Proほど汚れが蓄積して強烈なニオイになったことはありません。

耳を密閉しない構造なので、掃除も圧倒的に楽。

同じ「毎日使うイヤホン」でも、密閉タイプかどうかでここまで差が出るのかと、正直驚きました。

原因を整理すると、だいたいこの3つ。

  • 耳の中の汗・皮脂がイヤーチップのシリコンに染み込む
  • 湿った状態のまま密閉ケースにしまい、雑菌が繁殖する
  • 本体のスピーカー・マイク周りの溝に汚れがたまる
使用しているイヤーチップを綿棒に通して並べ、穴の内側にたまった汚れが分かるように接写した写真

実際に近づいて見てみると、穴の内側の黒ずみが想像以上でした。

ケースのニオイまで気になる場合、たいていはイヤーチップか本体のニオイがケースに移っています。

濡れたお弁当箱のフタを、洗わずにそのまま閉めてしまうところを想像してみてください。
AirPodsのケースの中でも、似たようなことが毎日起きています。

使うたびに同じことを繰り返していれば、ニオイが積み重なっていくのも当然です。

除菌シート・洗剤・デオドラントシートで消えなかったAirPodsのニオイ

掃除を思い立って、最初に試したのは除菌シートでした。

表面はきれいになった気がするものの、翌日にはまた同じニオイが戻ってくる感覚があります。

次に試したのが、台所用洗剤を薄めてイヤーチップを洗う方法でした。

正直、感触としては一番しっかり洗えている気がしたんですが、後から調べて驚きました。

Apple公式のお手入れ案内では、イヤーチップは水ですすぎ、石鹸やその他の家庭用洗剤は使用しないよう明記されています。洗剤で洗っていた期間は、実は公式には推奨されない方法だったことになります。

どうりで、洗っても洗ってもスッキリしない感覚が残ったわけ。

アルコールで拭く方法も試しましたが、汚れを溶かしているというより、表面を一時的に拭き取っているだけという印象でした。

 

最後に試したのが、デオドラント系のシートで拭く方法。

拭いた直後は香料でごまかせるので、たしかにマシになります。

ただ、数時間後にはまた同じニオイが顔を出してきました。

根本的な汚れは残ったまま、香りだけを上から重ねていただけでした。

余計に変なニオイになって困惑。

結局、表面を拭くだけの方法では、イヤーチップの穴の内側まで入り込んだ汚れには届いていませんでした。

AirPods Proのイヤーチップは超音波洗浄機で洗うと驚くほど綺麗になった

そもそも、綿棒でイヤーチップの内側を掃除しようとしても、奥までは届きません。

綿棒の先端をイヤーチップの開口部に当て、綿棒の太さが穴に対して大きすぎて奥まで入らないことが分かる接写

穴の中の角になっている部分も、綿棒の綿の部分では引っかからず、汚れをかき出せるサイズではありません。

試しに精密ドライバーの先端を当ててみたところ、これくらい細いものでないと、奥に詰まった汚れは刮げ落とせなさそうでした。

精密ドライバーの先端をイヤーチップの穴の奥に当て、綿棒よりもかなり細いことが分かる接写

かといって、精密ドライバーで耳に入れるパーツの内側を刮げるのは、傷つけそうで正直怖くてやりたくありません。

そこで試すことにしたのが、超音波洗浄機でした。

たまたま自宅にあった、メガネとマウスピース用の超音波洗浄機を使ってみることにしました。

結果から言うと、これが一番手軽で、一番効果を感じた方法。

実は、水だけでなくマウスピース用の洗浄剤も一緒に使いました。

以前の仕事で、研磨剤を超音波洗浄機に入れ、食器用洗剤を1〜2滴垂らして動かすと綺麗になる、という経験をしたことがあって、その記憶がふと蘇ったのがきっかけです。

とはいえ、深く考えて選んだわけではなく、たまたま家にあったマウスピース用の洗浄剤を使っただけ。

ちなみに、使っているイヤーチップは黒色の社外品です。
純正とは違って、中にオレンジ色のスポンジが入っているタイプになっています。

マウスピース用の洗浄剤・超音波洗浄機・イヤーチップ・AirPods本体・ケースを机に並べた、掃除前の道具一式の写真

やったことは、そんなに難しくありません。

  1. 左右のAirPodsからイヤーチップを取り外す
  2. 超音波洗浄機にぬるま湯を入れ、マウスピース用の洗浄剤を溶かす
  3. イヤーチップを水の中に沈める
  4. 数分間、超音波洗浄機を運転させる
  5. 水から取り出し、開口部を下にして柔らかい布の上に置く
  6. 完全に乾いたことを確認してから本体に戻す
超音波洗浄と乾燥を終えたAirPods本体とイヤーチップを並べて撮った写真

洗浄後のイヤーチップを見た瞬間、正直驚きました。

目では見えていなかった汚れが、そんなに溜まっていたのかと。

拭くだけでは届かなかった、穴の内側の奥までしっかり洗えている感触がありました。

マウスピース用の洗浄剤を使ったことで何か不都合が出るかと少し身構えていましたが、今のところ特に問題はなく、ニオイもしっかり取れています。

水温も少し変えてみました。
常温の水よりも、ぬるま湯くらいの温度にした方が、汚れの落ちが良い気がしています。

熱すぎるお湯はさすがに避けて、あくまで人肌よりちょっと温かいくらいにとどめています。

超音波洗浄機は、振動で汚れを浮かせる仕組み。
綿棒やシートが届かない、細かい穴の内部まで洗浄できるので、イヤーチップのような小さいシリコンパーツには相性が良い方法だと感じました。

ここで、冒頭で少し触れた注意点をもう一度お伝えしておきましょう。

超音波洗浄機でイヤーチップを洗う方法は、Appleが公式に案内している手順ではありません。
Apple公式が案内しているのは、あくまで水ですすぐだけの方法で、洗浄剤の使用は明記されていません。
マウスピース用の洗浄剤を併用したやり方は、素材へのダメージや、繰り返し使った場合の影響が分かっていません。試す場合は自己責任の範囲だと理解したうえで、参考程度にとどめてください。洗浄剤を使う場合も、中性洗剤を1〜2滴程度にとどめてください。
強い酸性・アルカリ性の洗剤は、シリコンや内部のパーツを傷める可能性があるので絶対に使わないでください。

ちなみに、AirPods本体やケースをそのまま超音波洗浄機に入れるのは故障の原因になるのでやめてください。
今回洗ったのは、取り外した後のシリコンパーツ単体だけ。

同じ理由で、本体に被せている黒いスキン(滑り止めとフィット感向上のためのカバー)も、取り外して一緒に超音波洗浄機にかけています。
これも地味によく汚れる部分なので、洗うたびに効果を感じています。

本体とケースは綿棒で拭くのが効果的だった|アルコールはケース限定

イヤーチップを外した本体側にも、汗や皮脂がしっかり残っています。

正直に言うと、最初はケースと同じ感覚で、本体もアルコールを含ませた綿棒で拭いていました。

ただ、後から調べて分かったんですが、これは少しずれた掃除方法でした。

Apple公式のお手入れ案内では、本体は水で軽く湿らせた布で拭くとされていて、アルコールなどの溶剤の使用が明記されているのはケースの方だけでした。スピーカーやマイク周りは防水シールや音響膜に関わる箇所なので、溶剤は避けた方が無難なようです。

今は本体側も、水を少し含ませた綿棒に切り替え。

  1. 綿棒を少量の水で軽く湿らせる
  2. スピーカー部分の網目やマイク穴の周りを軽く拭く
  3. 乾いた布で仕上げに拭き上げる
水を軽く含ませた綿棒で、AirPods本体のスピーカー部分の網目を拭いている手元の写真

ケースなら、イソプロピルアルコールで少し湿らせた綿棒や布を使ってもかまいません。

アルコールを含ませた綿棒でケースの充電口周辺と、AirPodsが収まる内側のくぼみを拭いている写真

実際に拭いてみると、ケース内側の充電口まわりに、思っていた以上に黒っぽい汚れがついていました。

ここを拭いただけで、ケースを開けたときのニオイがだいぶ和らいだ感覚があります。

本体側のニオイがケースに移っていた、という原因の仮説とも一致する結果でした。

掃除より見落としがちな「乾燥」の工程

冒頭で少し触れた、地味に効いていた工程がここです。

掃除した直後のAirPodsを、すぐにケースへ戻していませんか。

実はここに、ニオイがぶり返す原因の一つが隠れていました。

洗浄後のイヤーチップと拭き上げた本体を、扇風機の風が当たる場所に並べて乾燥させている様子の写真

イヤーチップも本体も、拭いたり洗ったりした直後は、目に見えない水分やアルコール分がまだ残っています。

その状態のままケースに戻すと、密閉された空間の中で湿気がこもり、逆に雑菌が繁殖しやすい環境を自分で作ってしまうことになります。

本体を拭いた後は、2時間以上乾燥させてください。

扇風機の風が当たる場所や、風通しの良い棚の上に置いておくだけで十分です。ドライヤーなど熱を当てる乾燥方法は、故障の原因になるため避けてください。

掃除して満足した気になって、つい急いでしまいたくなる工程です。
でも、ここで一呼吸置くかどうかで、翌日の状態がかなり変わる気がしています。

これはAirPodsに限った話ではなく、密閉して肌に触れるものすべてに共通する構造の問題です。
マスクや靴と同じで、拭くことより乾かすことの方が軽視されやすいのかもしれません。

AirPodsのニオイを繰り返さないための日常ケア

ここまでの方法で、ニオイはかなり軽減できました。
ただ、毎日使うものなので、掃除して終わりにはできません。

正直に言うと、自分がどれくらいAirPodsを使っているか、あらためて数えてみて驚きました。

仕事中はほぼ付けっぱなしで、気づくと1日の合計は10時間くらいになっています。

理由は単純です。
もともと同僚に話しかけられることが少なく、基本的に一人で黙々と作業する環境なので、気づけばずっと音楽かオーディオブックを聴きながら過ごしています。

仕事さえきちんとできていれば、特に何も言われない環境。それも大きいです。

髪が長めなので、外からは付けているかどうかほとんど分かりません。

週6日はだいたいこの調子なので、我ながらなかなかのヘビー装着でした。

これだけ長時間つけていれば、汗や湿気がこもる時間も比例して長くなります。

さすがに耳とイヤホン自体を少し休ませた方がいいと思い、休憩のたびに外すようにしました。

そこで考えたのが、イヤーチップを複数セット用意して、ローテーションで使い回す運用。

  • 手持ちのイヤーチップ4セットを使い回す
  • 1日使ったら、その日のうちに1セットだけ超音波洗浄機にかける
  • 乾燥が終わったセットを、次の日に使う分としてストックしておく

これなら毎日掃除していても、乾燥待ちで装着できない時間帯が出ません。

乾燥済みのイヤーチップ数セットを、小さな容器やケースに分けて保管している様子の写真

毎日は難しくても、最低でも週に1回は洗うようにしてください。

耳のケアについても触れておきます。

耳掃除は、毎日やればいいというものではないようです。

医療系の情報を調べてみると、耳掃除の頻度は週1回から月1回程度を目安にする、という見方が多いようです。耳垢には汚れの侵入を防ぐ役割もあり、やりすぎるとかえって耳を傷つけたり、外耳道炎につながったりすることもあると言われています。

私自身は、お風呂に入るタイミングと、仕事の昼休みに軽く耳の周りを拭く程度に留めています。

毎日ゴシゴシ掃除するというより、汗をかいた日だけ少し丁寧に、というイメージ。

 

試しに、1ヶ月まったく掃除せずに使ってみたこともあります。

久しぶりにイヤーチップを外したときのニオイは、正直かなりのものでした。
なぜか火をつけていない葉巻のようなニオイもしてきていましたし…。

超音波洗浄機に沈めてみると、水の中に見たことのないものがたくさん浮いたり沈んだりしていて、ちょっと引きました。
(この時の写真はさすがに残っていませんが)

しかも、超音波洗浄機で1回洗っただけではニオイが取り切れず、2回目でようやくマシになってきた感覚でした。

イヤーチップの構造上、汚れは放っておくほど蓄積しやすく、その状態で密閉ケースに入れる分、ケースまで巻き込まれて臭くなります。

一度そこまで放置してしまうと、取り戻すのに結局手間がかかります。
こまめに軽く、の方が最終的には楽だと感じています。

AirPodsのニオイ対策でよくある質問

超音波洗浄機がなくても、イヤーチップのニオイは取れますか

かなり軽減できます。水で軽くすすいで、糸くずの出ない布で拭き、しっかり乾燥させるだけでも改善します。
超音波洗浄機は、あくまで洗浄をより手軽にする選択肢の一つ。

社外品のイヤーチップでも同じ方法で掃除して大丈夫ですか

基本的な水洗い・拭き取りは問題ないと感じています。
ただ、素材がAirPods純正と異なる場合があるので、洗浄後に見た目や手触りが変わっていないか、念のため確認しておくと安心です。

AirPods本体を水につけて洗ってもいいですか

やめておいた方がいいです。
Apple公式でも、本体を水で洗い流すことは避けるよう案内されています。汚れが気になる場合は、水で軽く湿らせた布で拭く程度にとどめてください。

掃除しても数日でまたニオイが戻ってくるのはなぜですか

乾燥が不十分なまま収納している可能性があります。
拭いたり洗ったりした直後は、目に見えない水分が残っているので、ケースに戻す前にしっかり乾かす工程を挟んでみてください。

イヤーチップは超音波洗浄機と洗浄剤、本体は水を含ませた綿棒、ケースはアルコールを含ませた綿棒、仕上げはしっかり乾燥させてから収納するという、部位ごとの掃除方法とNG行為をまとめた図解

AirPods Proのニオイは、イヤーチップの洗浄・本体とケースの拭き取り・そして乾燥までをセットで行えば、かなり軽減できます。
特効薬のような一発解決ではなく、地味な工程の積み重ねですが、毎日使うものだからこそ、これくらいの手間で清潔さを保てるなら十分だと感じています。
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